どうせ生きるなら・・・・・
「どうせ生きるなら、活きてないと、生きる意味がない」
この言葉が、僕にとっての一つのキーワドでした。
ある対話のやりかたを仲間に教えて、
自分の思いの根っこを掘り出そうという試みでした。
そこで出てきた言葉の一つがこれでした。
「どうせ生きるなら、活きてないと、生きる意味がない」
僕が独立した当初に思っていたことが
「もったいない」
世の中には、もったいない事や、人、会社や商品が
まだまだたくさんあって、それが活かされてないんだ!と
その、もったいないものを見つけて、世に知らしめる
伝えていくことができるのが、デザインやホームページなんだ!
って、若かりしの僕は思って、フリーランスで仕事をしていました。
もったいない=活きていない=生きてる意味がない
僕の中で、これが一つ繋がりました。
もったいない=本来あるべき姿のない状態
と聞きました。
僕は、その部分に対しての、心の反応が強いのかもしれません。
だから、ず~~~っとそれらを活かす方法を探して
見つけては実験して
見つけては実践して
を繰り返していたように思いました。
はじめは、デザインやホームページなどの
技術やノウハウだったのですが、
突き詰めていくと、少しそれていきました。
心理学、コーチング、ファシリテーション、
カウンセリング、メンタルトレーニング
などなど
どうやったら、人や中小零細企業が活きるのか?
もっと良くなるのか?
その事ばかり考えていたように思います。
それが、自分自身をも活かす方法だと思っていたんです。
会社の業績が悪いのは、デザインやホームページの問題じゃない
その会社の社長自身や、
そこで働く授業員の人が活かされてないからじゃないか!って
なんで、互いに殺し合うんだ?足の引っ張り合いや、不平不満の言い合いをするんだ?何のための組織なんだ?会社なんだ?
そこまでして、やる意味あるか?って憎しみ合うための組織ならいらないだろ?って。
そんな思いでいた事を、思い出しました。
また、自分自身も
工業高校を出て、初めて就職したときも
死んだゾンビのように働いていたこともあります。
その時は、自分が弱かったのか?と責めたこともありましたが
両親や、周りから、やめてよかったね~って言われた時は、救われた思いでした。
仕事がしんどいとか、残業とかは全然へっちゃらでした。朝5時に行って、タイムカードも押さず、9時から押して夜中の2時頃までやってたこともありました。
平気だ。大丈夫だ。そう思っていたのですが、持ちませんでした。一緒にはたらく人も、みんな目が死んでいきました。本当に社員はみなゾンビ化していました。
その当時の僕は、高校出てすぐですが、やりたいことはたくさんありました。でも、そんな希望も、かき消されるくらいの現実でした。廃人のようになっていた僕は、決意しました。
やめよう・・・・
やめる時も勇気がいりました。
親にどう言おうか・・・
主任や先輩には、なんて言おうか・・・
友達にはなんて言おうか・・・
ホームレスになったらどうしよう・・・・
高卒の僕は、世間を知らなかったので
そこまで覚悟する必要がありました。
とにかくたくさん悩みました。
苦労することは屁でもなかった。
でも、このままここに居ても、
生きる意味を見いだせないのは、明らかでした。
人は、そこに生きる意味や価値を見いだせないと
生きていけないのか~
どこかで、そう感じたのだとおもいます。
「どうせ苦労するなら、つらい思いをするのなら
自分のやりたいことで苦労しよう」
そう覚悟してやめました。
この時の、自分が死にかけた経験は、
今の自分を活かすための大きな出来事だと思います。
この経験から、社会に対して、会社や組織に対しての不信感を持ち
自分の力で生きる道
そして、そのために自分を活かす術を追求することを
始めたように思います。
そして、今の自分がいる。そう思えます。
「どうせ生きるなら、活きてないと、生きる意味がない」
この言葉が自然と出たのは、まだまだ根っこに
この思いが、根強くあるんだろうと思います。
その思いが、怒りや悲しみであったとしても、
陽(ポジティブ)と転じて活かしていこうと決意しています。
「人が活きてる」ことがあたりまえの世の中になってほしい。
「自分を活かせる」ことがあたりまえの世の中になってほしい。
なってないの?
んん~~~なってないと思うけどなぁ~?
どやろか?
どうせするなら、
そんな世界に、少しでも近づけるために
会社や事業をしないと意味がないと思ってます。
どうせ生きるなら・・・・
どうせ活きるなら・・・・
せっかく活きるんだから・・・・
せかっく生きるんだから・・・・
みんなが喜ぶ、みんなが活きる、地球が活きる
楽しいことしよう!!それを仕事にする!!
そんな思いが僕の中に、まだ死なずに
生きていたようだ。
ありがとう。。。
by 川上高史@そんちょう